モーショングラフィックスで学ぶActionScript − Flash MX − 5.5 スクロールスピードを中央からの距離に比例させる
[p.144「完成したMovieClipの第1フレームアクション」] // 初期値の設定 補足 上記のスクリプトには、理論上問題はありません。しかし、スクロールするメニューなど複数のMovieClipに適用した場合、相互の間隔にわずかに誤差を生じることがあります。MovieClip同士をぴったりと並べて配置したとき、ある程度長い時間操作を行っていると、MovieClipの端が重なったり逆に隙間が空いたりすることがあります。これは、'_x'プロパティに小数値を設定すると、第3位以下の端数が切捨てられることが原因です。'_x'プロパティに小数値を加算し続けると、その切捨てられた端数の累計に差が生じてきます。処理が長く続き累計値が増えるとと、目に見える誤差にまで拡大するのです。 この誤差の発生を避けるためには、座標値を計算するための変数を別途設ける必要があります(詳しくは、「同じスクリプトで動かしているMovieClipの間隔がばらつく」をご参照ください)。この修正を加えたスクリプトが、以下です。
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