Away3D TypeScriptのビルドが、2014年8月26日付で更新されました。8月は18日にもビルドが改められています^[*1]。「Away3D TypeScriptの2014年6月13日付アップデート」から変わった基本的なことがらをかいつまんでご説明します。

図001■Away3D TypeScriptの8月26日付の3つのJavaScriptライブラリ

01 3つのJavaScriptライブラリのうちふたつの名前が変わった

2014年8月15日付までのAway3D TypeScript()では、ライブラリはつぎの3つのJSファイルからなりました。

<script src="lib/awayjs-core.next.min.js"></script> <script src="lib/stagegl-context.next.min.js"></script> <script src="lib/stagegl-renderer.next.min.js"></script>

8月18日付ビルドから、3つのJavaScriptライブラリのうちふたつの名前がつぎのように変わりました(前掲図001参照)。なお、ライブラリ名の変更は、これが最後になる予定です^[*2]。

<script src="lib/awayjs-core.next.min.js"></script> <script src="lib/stagegl-core.next.min.js"></script> <script src="lib/stagegl-extensions.next.min.js"></script>

02 クラスTriangleMaterialはTriangleMethodMaterialに替える

6月13日付ビルドでは、TextureMaterialに替わってTriangleMaterialクラスが備わりました(前出「Away3D TypeScriptの2014年6月13日付アップデート」参照)。8月18日付ビルドから、さらにクラス名がTriangleMethodMaterialに変わりました(図002)。

図002■0から9までの数字をフレームに分けて置く

TriangleMethodMaterialクラスは、TriangleMaterialBaseとStageGLMaterialBaseを経てMaterialBaseクラスを継承することになりました(TriangleMaterialはShadowMaterialBaseを基本クラスとしていました)^[*3]。

TriangleMaterial → ShadowMaterialBase → MaterialBase

TriangleMethodMaterial → TriangleMaterialBase → StageGLMaterialBase → MaterialBase

03 Away3D TypeScriptの8月26日付ビルドにもとづく基礎解説

Away3D TypeScriptの解説やサンプルコードについては、2014年8月より前に書かれたものは8月26日付ビルドではほとんどの場合動きません。本サイトには以下の3つのノートを掲載しており、解説とjsdo.itのサンプルすべてに8月26日付ビルドに沿った修正を加えました。

1. 立方体を回してみる
   
   • Panning and tilting the camera in the 3D space
2. Away3D: パーティクルのアニメーション
   
   • Animating particle fires shot by the interactive camera
3. Away3D: テクスチャの凹凸と反射 ー 法線マップとスペキュラマップ
   
   • Animating particle fires on a floor with texture finished

作成者: 野中文雄
作成日: 2014年9月11日