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HTML5テクニカルノート

CreateJS 14/12/12 : getter/setterプロパティを実装する

ID: FN1412007 Technique: HTML5 and JavaScript Library: CreateJS

新たなCreateJSでは、内部的にgetter/setterプロパティを大幅に採入れました。getter/setterは、ライブラリが古いブラウザをサポートしようとしたとき妨げになります。幸いなことに、EaselJSはCanvasを用います。つまり、モダンブラウザで使われることになりますので、getter/setterプロパティがサポートされると考えられます。そこで、新バージョンからすでにあるプロパティに多くの役立つ機能を加え、あるいはいくつかのメソッド(MovieClip.getCurrentLabel()[*1]など)はgetterプロパティにしました(「Getter/Setters in CreateJS」参照)。

getter/setterプロパティはパブリックまたはプライベートメソッドにより扱われます。ブラウザがgetter/setterをサポートしないときは、それらが初期化されません(そのためランタイムエラーになります)。ただ、モダンブラウザ(Internet Explorer 9以上)向けにアプリケーションをつくるなら、getter/setterプロパティは扱いやすいといえます。

新CreateJSおよびEaselJS 0.8.0やSoundJS 0.6.0には、つぎのようなgetter/setterプロパティが備わりました。

    CreateJS
  • Ticker.interval
  • Ticker.framerate
    EaselJS 0.8.0
  • MouseEvent.localX (読取り専用)
  • MouseEvent.localY (読取り専用)
  • MouseEvent.isTouch (読取り専用)
  • Container.numChildren (読取り専用)
  • DisplayObject.stage (読取り専用)
  • Graphics.instructions (読取り専用)
  • MovieClip.labels (読取り専用)
  • MovieClip.currentLabel (読取り専用)
  • SpriteSheet.animations (読取り専用)
  • SpriteStage.isWebGL (読取り専用)
  • Stage.nextStage
  • ButtonHelper.enabled
    SoundJS 0.6.0
  • SoundInstance.volume
  • SoundInstance.pan
  • SoundInstance.duration
  • SoundInstance.position
  • SoundInstance.loop
  • SoundInstance.muted
  • SoundInstance.paused

[*1] MovieClip.getCurrentLabel()メソッドは使用が推奨されなくなったため、オンラインの「API Documentation」で[Deprecated]にチェックをつけないと説明が表示されません(図001)。

図001■「API Documentation」で[Deprecated]にチェックをつける



作成者: 野中文雄
更新日: 2014年12月23日 注[*1]を追加。
作成日: 2014年12月18日


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