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HTML5テクニカルノート

CreateJS: PreloadJS 1.0.0アップデート


2017年9月14日付でGitHubにPreloadJS 1.0.0が公開されました。CreateJS Blogにまだ記事が出ないのは、おそらくTweenJSのアップデートを待っているのでしょう。VERSIONS.txtに沿って、説明やリンクを補いつつご紹介します。

01 大きな変更(後方互換性を損なうことがある)

廃止予定だったプロパティとメソッドを除きました。

廃止されたget/setメソッドは名前の頭にアンダースコアをつけて残ししました(_setEnabled()など)。

データの形式を示す重複したプロパティ(定数)を除きました。読み込みのLoadQueue.SOUNDAbstractLoader.SOUNDTypes.SOUND、リクエストのメソッドLoadQueue.POSTAbstractLoader.POSTMethods.POSTに替えています。

非推奨のメソッドとプロパティは引き続き使える代わり、コンソールに警告が示されます。

ライブラリ名にバージョン番号を含めることは止め、preloadjs.jsと改めましました。

02 その他のアップデート

XMLHttpRequestでGETとSETのリクエストを使うとき値が追加されるように修正しました。

ドキュメントを改訂しました。

SpriteSheetLoader.destroy()メソッドの問題を修正しました。

XMLHttpRequestのエラー条件を400-599のみとしました。

XMLHttpRequestのエラー条件でstatus = 0をhttpとhttpsでのみエラーとして扱うようにしました。

ImageLoader.load()メソッドでURLUtils.isLocal()に渡す引数値の問題を修正しました。

ロード中にすべての項目をボディに加えるのではなく、専用のコンテナを使うようにタグのプリロードを変更しました。これにより、ボディのサイズに影響を与えません。

ユーティリティメソッドに一般的なリファクタリングを加えました。

画像を読み込むときのエラーハンドラの問題を修正しました。

DataUtils.parseXML()メソッドの第2引数(type)を除きました。内部的にDOMParser.parseFromString()メソッドに渡すデフォルト値は"text/html"になります。

parseXML(text)

CSSフォントと関連フォントファイルをプリロードするため新たにFontLoaderクラスを加えました。

ImageLoader.resultFormatterプロパティのエラーコールバックを修正しました。

共有のメソッドcreatejs.deprecate()を加えました。古いメソッドとgetter/setterプロパティをラップするメソッドです。呼び出されるとコンソールに警告を示します。


作成者: 野中文雄
作成日: 2017年9月27日


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