Macromedia Flash非公式テクニカルノート

パブリッシュしたFlash 5コンテンツをデバッグする

ID: FN0109010 Product: Flash

Platform: All
Version: 5.0

1. Flash Debug Player 5について
Flash Debug Player(プラグイン)をインストールすると、パブリッシュしたFlash 5コンテンツをFlash 5のデバッガを使ってデバッグすることができます。パブリッシュされたコンテンツの変数やプロパティを確認できるので、オーサリングに便利です。また、Flashオーサリングアプリケーションに付属するFlash Debug Player([制御]-[ムービーのデバッグ]で使用されます)より新しいバージョンが使えることも利点です。

Flash Debug Player 5は、以下のURLからダウンロードできます。

・Macromedia Flash Support Center
http://www.macromedia.com/support/flash/downloads.html

なお、このFlash Debug Playerは、開発目的で使用するために、最小限のテストのみ行われているとのことです。使用に当たっては、その点をご注意ください。詳しくは、「Macromedia Web Player license」(英文)をお読みください。

2. インストール
上記URLからダウンロードしたインストーラを起動すれば、デフォルトでブラウザを自動的に認識し、インストールが行われます。なお、Windowsではブラウザによって、ダウンロードするインストーラ自体が異なります。Macintoshは、複数のブラウザに使用できるインストーラです。そのため、インストーラの中でブラウザの選択をする必要があります。

インストールされるプラグインは、標準のFlash 5 Playerと同じ名前です。したがって、標準プラグインを保管しておく必要がある場合には、他のバックアップ用の場所に移動しておいてください。なお、Macintosh版のインストーラで、標準のFlash 5 Playerのプラグインが既に存在すると、そのファイルを上書きせず、そのためFlash Debug Playerがインストールされないようです。この場合にも、やはり既存のプラグインを移動するか削除してください。

3. 使い方
(1) Flash 5の[ファイル]メニュー-[パブリッシュ設定]で「Flash」タブを選択します。そして「オプション」の「デバッグを許可」にチェックをつけます。また、他人がデバッガを使うのを防ぐために、「パスワード」を設定してください。

(2) 「パブリッシュ」ボタンをクリックして、パブリッシュを行います。パブリッシュ設定後は、通常の[ファイル]メニューの[パブリッシュ]を使っても結構です。

(3) [ウィンドウ]メニュー-[デバッガ]で、デバッガを表示します。デバッガのオプションポップアップメニューで「リモートデバッグを許可」にチェックをつけてください。

(4) パブリッシュしたHTMLファイルを、ブラウザで開きます。SWFコンテンツ上で、Windowsは右クリック、MacintoshはControl+クリックしてショートカットメニューを表示してください。メニューから[デバッガ]または[Debugger]を選択します。

(5) Flashアプリケーションで「デバッグパスワード」を入力するダイアログが開きます。パスワードを正しく入力すると、デバッガが作動します。デバッガの使用方法については、『ActionScriptリファレンスガイド』の「デバッガの使用」の項をご参照ください。

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作成者: 野中文雄
作成日: 2001年9月27日


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