Macromedia Flash非公式テクニカルノート

loadMovieNum

ID: FN0110008 Product: Flash

Platform: All
Version: 5.0

シンタックス
loadMovieNum(url, レベル [, 変数]);

引数
url   ロードするSWFファイルの絶対または相対URL。相対パスは、レベル0のSWFファイルに対して相対的でなければなりません。URLは、ムービーが現在存在しているURLと同じサブドメインになければなりません。Flashスタンドアロンプレーヤーで使用したり、Flashオーサリング環境のムービープレビューモードでテストするには、すべてのSWFファイルが同じフォルダになければならず、ファイル名にはフォルダやディスクドライブの指定を含めることはできません。

レベル   Flash Playerでムービーをロードするレベルを指定する整数。

変数   省略可能な引数で、変数を送信するHTTPメソッドを指定します。この引数は、ストリングの"GET"または"POST"でなければなりません。送信する変数がなければ、この引数を省略します。GETメソッドは、変数をURLの最後に追加します。これは、変数の数が少ないときに使用します。POSTメソッドは、別途のHTTPヘッダで変数を送信します。これは、長いストリングの変数に使用されます。

[訳者註] 変数は、ストリングで直接記述(リテラル指定)する必要があります。ストリングを代入した変数や式で指定することはできません。

説明
アクション; Flash Playerでレベルにムービーをロードします。元からロードされていたムービーは、再生を続けます。ムービーをターゲットでなくレベルにロードするとき、'loadMovie'アクションはアクションパネルのノーマルモードでは'loadMovieNum'に切り替わります。エキスパートモードでは、'loadMovieNum'を指定するか、ツールボックスリストから選択する必要があります。

通常、Flash PlayerはFlash Playerムービー(SWFファイル)をひとつだけ表示し、そして閉じます。'loadMovieNum'アクションを使うと、複数のムービーを同時に表示したり、別のHTMLドキュメントをロードせずにムービーを切り替えたりすることができます。

Flash Playerには、レベル0から始まるレベルの重なり順があります。これらのレベルは重ねたセルシート(訳者註: 原文はacetate)のようなものです。各レベルのオブジェクト以外は、透明です。'loadMovieNum'アクションを使用するときは、ムービーをロードするFlash Playerのレベルを指定する必要があります。ムービーがレベルにロードされたら、レベルの番号をNとして、_levelNというシンタックスでムービーを指定することができます。

ムービーをロードするとき、レベルにはどのような番号でも指定できます。すでにSWFファイルがロードされているレベルにロードすることも可能です。その場合、新たなムービーは、既存のムービーと置き換わります。ムービーをレベル0にロードすると、Flash Playerのすべてのレベルが消去され、新たなムービーがレベル0に置き換わります。

'unloadMovieNum'アクションを使用すると、'loadMovieNum'アクションでロードされたムービーは削除されます。

[訳者註] 指定したレベルが存在しなければ、新たにレベルが生成されます。すでにレベルが存在すれば、既存のムービーはロードされた新しいSWFファイルに置き換わります。指定するレベル番号が連続している必要はありません。

Player
Flash 4以降。Flash 4ファイルをFlash 5で開くと、正しいシンタックスを使うように変換されます。

関連項目
loadMovie   unloadMovie   unloadMovieNum   _level

[訳者註] なお、他に関連項目として'loadVariablesNum'。

出典
ActionScript Dictionary(ActionScript辞書英文改訂版)より邦訳。

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作成者: 野中文雄
更新日: 2001年10月17日 若干の字句修正とリンクおよび注釈の追加
作成日: 2001年10月16日


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