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Adobe Flash非公式テクニカルノート

Matrix3D.transpose()メソッド

ID: FN1004002 Platform: All Version: CS4/ActionScript 3.0 Runtime: Flash Player 10/AIR 1.5

Matrix3Dクラス
パッケージ flash.geom
継承 Matrix3D → Object
transpose()メソッド
文法 public function transpose():void
概要 参照するMatrix3Dインスタンスが表す4次正方行列の行と列の成分を入替えて転置する。
引数

なし。

戻り値 なし。

説明
Matrix3D.transpose()メソッドは、Matrix3Dインスタンスの表す4次正方行列の16成分の位置を、行と列とで置替えます。行列Aの行と列の成分を入替えた行列は「転置行列」と呼ばれ、ATで表されます。

a11 a12 a13 a14 T = a11 a21 a31 a41
a21 a22 a23 a24 a12 a22 a32 a42
a31 a32 a33 a34 a13 a23 a33 a43
a41 a42 a43 a44 a14 a24 a34 a44

数学では、一般の行列について転置行列を次表001のように説明します。

表001■転置行列
転置行列

任意の行列A = [aij]の行と列の成分を入替えた行列は「転置行列」と呼び、ATで表す。その成分は、つぎの式で示される。

AT = [aji]

転置行列については、つぎの演算法則が成立つ。

(AT)T = A
(AB)T = BTAT

参考
[ActionScript 3.0言語およびコンポーネントリファレンス] > [Matrix3D]「transpose()メソッド


作成者: 野中文雄
作成日: 2010年4月1日


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