Adobe Flash非公式テクニカルノート Starlingフレームワークでミップマップを使うかどうか
Starling Wiki「Performance Optimization」にコンテンツを最適化するコツが紹介されています。本稿はその中から「Find out if you need Mipmaps」(ミップマップが必要かどうかを知る)について解説します。 「ミップマップ」はテクスチャの低解像度版です(図001)。ミップマップを使うことで、画像の描画を速めるとともにジャギー(aliasing effects)が減らせます。 StarlingフレームワークでTexture.fromBitmap()やTexture.fromBitmapData()メソッドによりテクスチャをつくるとき、デフォルト(メソッドの第2引数がともにtrue)ではミップマップができます。多くの場合、ミップマップはある方が望ましいでしょう。縮小したテクスチャの描画が速くなり、ジャギーを防げるからです。 ミップマップをあえてつくらない方がよいのは、つぎのような場合です。
もっとも、ミップマップをつくらないからといって、アニメーションは速まりません。また、多くの場合、逆に遅くなるということもないでしょう。つまり、テクスチャのメモリを抑えるための手段だということです。ミップマップが要らないときは、Texture.fromBitmap()またはTexture.fromBitmapData()メソッドの第2引数にfalseを渡します。 作成者: 野中文雄 Copyright © 2001-2012 Fumio Nonaka. All rights reserved. |
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