HTML5テクニカルノート EaselJS 0.8.1: 破線を描く ー Graphics.setStrokeDash()メソッド
説明EaselJS 0.8.1に備わったGraphics.setStrokeDash()メソッドは、描画する線に破線のスタイルが定められます(図001)。第1引数の配列には数値エレメントをふたつ加え、初め(インデックス0)が線の長さ、後(インデックス1)が余白の間隔を定めます。第2引数の数値で、描き始める位置が変えられます。他のメソッドの使い方は、実線と同じです。 図001■破線で描かれた円 例つぎの関数(drawDashRect())は、第1引数(_graphics)のGraphicsオブジェクトに第2引数以降の設定で破線の矩形を描きます。なお、第5引数(segments)は、破線のスタイルを定めた数値エレメントふたつの配列です。
Graphics.setStrokeDash()メソッドの第2引数で定める破線の引き始めの位置を動的に帰ると、破線をアニメーションさせることができます。 つぎのサンプル001は、長方形選択ツールのように、矩形の破線がアニメーションします(いわゆる「蟻の行進」)。また、マウスドラッグで範囲を変えることもできます。破線の矩形を描く関数(drawDashRect())は、前掲の例と基本的に同じです。ただし、Graphics.setStrokeDash()メソッドの第2引数に与える値(offset)は、アニメーションさせるためグローバルな変数に定めています。 サンプル001■EaselJS 0.8.1: Range selection interface - marching ants 作成者: 野中文雄 Copyright © 2001-2015 Fumio Nonaka. All rights reserved. |
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