Macromedia Director非公式テクニカルノート

使えるフォントを調べたい

ID: FN0203001 Product: Director

Platform: All
Viersion: 8.0 and above

オペレーティングシステム上で使用できるフォントを調べる手法をご紹介します。

1. サードパーティ製エクストラを使う
InstalledFonts Xtraで、オペレーティングシステムに組み込まれたフォントのリストを取得することができます。このエクストラの'GetInstalledFonts()'メソッドを使ってオペレーティングシステムのビルトインフォントを調べる方法は、Macromediaの同名のテクニカルノート「使えるフォントを調べたい」に紹介されています。また、エクストラについて詳しくは、Webサイトまたはエクストラ付属の文書をご参照ください。

2. フォントキャストメンバーを利用する
フォントキャストメンバーに対して'fontList()'関数を使用すると、オペレーティングシステムで使用できるフォントのリストが取得できます。これを利用してフォントのリストを返すムービースクリプトを書くことができます。なお、'fontList()'関数はマニュアルその他の文書には記載されていません。

-- [フォントリストを返すムービースクリプト]
on xGetInstalledFonts
   tempFontMember = new(#font) -- フォントキャストメンバーを生成
   lFontsList = tempFontMember.fontList() -- フォントリストを取得
   tempFontMember.erase() -- フォントキャストメンバーを削除
   return lFontsList -- フォントリストを返す
end

各ステートメントの処理につきましては、コメントをご参照ください。メッセージウィンドウで試すと、以下のような結果が返ります。

[メッセージウィンドウからの実行例]
put xGetInstalledFonts()
-- ["Zapf Dingbats", "Wingdings", "Webdings", "Verdana", "Trebuchet MS", "Times New Roman", "Times", "Textile", "Techno", "Symbol", "Sand", "Palatino", "Osaka", "Osaka−等幅", "New York", "MT Extra", "Monotype.com", "Monotype Sorts", "Monaco", "Minion Web", "Impact", "Helvetica", "Georgia", "Geneva", "Gadget", "Courier New", "Courier", "Comic Sans MS", "Chicago", "Charcoal", "Capitals", "Arial Black", "Arial", "Andale Mono", "平成明朝 W3", "平成明朝", "平成角ゴシック W5", "平成角ゴシック", "中ゴシック体", "細明朝体"]

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作成者: 野中文雄
作成日: 2002年3月9日


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