Platform: All
Viersion: MX 2004 and above
シンタックス
-- Lingo旧シンタックス[*1]
the systemDate
-- Lingo新シンタックス[*2]
_movie.systemDate()
// JavaScriptシンタックス
なし[*3]。
[*1] Director MXユーザーガイドに掲載されていたこのシステムプロパティは、Director MX 2004には単独の項目としては記載されていません。しかし、ilk()関数の例として掲載されているので、引続きサポートされるものと考えられます。
[*2] このシンタックスはDirector MX 2004のオンラインヘルプ「Directorスクリプトリファレンス」には掲載されていません。プロパティでなくメソッドの形式となり、しかもdate()メソッドが_systemに定義されているのに対して、_movieのメソッドという点にも疑問が残ります。しかし、旧シンタックスのthe systemDateがサポートされるのであれば、このメソッド形式のシンタックスも同様と考えられます。
[*3] JavaScriptシンタックスでは、Dateクラスを使用します。
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解説
システムプロパティまたはメソッド 現在の日付を標準のdateフォーマットで返します。date()システムメソッドと異なり、数値演算可能なオブジェクトで返され、国際間のフォーマットの差異もありません。
dateオブジェクトの数値演算は、日数を単位に行われます。このプロパティは、読取り専用で、設定はできません。この戻り値から「現在時刻を調べる」ことも可能です。
例文
つぎのムービースクリプトに定義した関数は、現在の曜日を調べます(スクリプト001)。関数にtrue(または1)を引数として渡すと、日曜日から土曜日までを0から6までの整数で返します。引数にそれ以外の値を指定するか、省略すると、曜日を文字列で返します。なお、曜日の求め方について、詳しくは「日付から曜日を調べる」をご参照ください。
-- メッセージウィンドウでのテスト例
put(xGetWeekDay())
-- "日曜日"
put(xGetWeekDay(true))
-- 0
スクリプト001■現在の曜日を返す関数
-- Lingoシンタックス
-- ムービースクリプト
on xGetWeekDay(bNumber)
nWeekDay = (_movie.systemDate() - date(1, 1, 7)) mod 7
if (bNumber = true) then
return nWeekDay
else
return ["日曜日", "月曜日", "火曜日", "水曜日", "木曜日", "金曜日", "土曜日"][nWeekDay+1]
end if
end
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ご参考までに、同じ内容の関数をJavaScriptシンタックスのDateクラスにより作成すると、つぎのようになります(スクリプト002)。
スクリプト002■Dateクラスにより現在の曜日を返す関数
// JavaScriptシンタックス
// ムービースクリプト
function xGetWeekDay(bNumber) {
var nWeekDay = new Date().getDay();
if (bNumber == true) {
return nWeekDay;
} else {
return ["日曜日", "月曜日", "火曜日", "水曜日", "木曜日", "金曜日", "土曜日"][nWeekDay];
}
}
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作成者: 野中文雄
作成日: 2005年9月27日