Macromedia Flash非公式テクニカルノート ストリングの一部を取出す(String.substring)
Platform: All 1. String.substringメソッド
シンタックス パラメータ to myString内で取り出す最後の文字のインデックスに 1 を加えた整数。toの有効値は、1〜string.lengthです。toパラメータで指定されたインデックス位置の文字は、取り出されるストリングには含まれません。このパラメータを省略すると、string.lengthが使用されます。このパラメータが負の値である場合は、0が使用されます。 戻り値 説明 このメソッドは、ストリングから指定した範囲の文字を取出して「返します」。したがって、「戻り値」は「取出した新しい文字列」です。これを「サブストリング」と呼びます。 サブストリングの開始位置(from)を指定する整数は、0からスタートします。最終位置(to)の文字は、「取り出されるストリングには含まれません」。'String.substring'メソッドは、たとえば以下のように使用します。
sString = "FumioNonaka.com"; 2. 位置を指定する整数の考え方 このように仕様を定めるメリットとしては、「終了位置(to) - 開始位置(from)」の引き算でサブストリングの文字数('String.length'プロパティを参照)を得られる点が挙げられます。もっとも、文字数の計算が早いからといって、終了値の指定にいちいち1を足し込んでおかなければならないというのも、納得しにくいでしょう。 本稿でお勧めしたい考え方は、文字の間に仕切りを想定することです。たとえば、"FumioNonaka"の各文字の間に、仕切りとして"|"を挿入してみます。 |F|u|m|i|o|N|o|n|a|k|a| そして、その仕切に対して、0から始まるインデックス番号をつけるのです(2桁にすると見にくいので、9の後はまた0から繰返します)。 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 このようにインデックスが仕切の番号だとすれば、ストリング"FumioNonaka.com"からサブストリング"Nonaka"を取り出すには、開始位置として5、終了位置に11を指定すればよいことがわかりやすいでしょう。以下の例は、サブストリングを取り出した後、その'length'プロパティの値も確認しています。
sString = "FumioNonaka.com"; _____ 作成者: 野中文雄 Copyright © 2001-2006 Fumio Nonaka. All rights reserved. |
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