Macromedia Flash非公式テクニカルノート ECMA-262準拠
Platform: All Flash Player 7では一部実装が変更され、ECMA-262標準第3版(ECMA-262 Edition 3)への準拠をより強めています。ActionScript 2により可能になったクラスベースのプログラミング技術(New object-oriented programming model参照)に加えて、追加された機能もあり、一部の動作が変更されています。また、Flash Player 7にパブリッシュする場合でActionScript 2.0を使用しているときは、あるオブジェクト型を別の型にキャストすることも可能です[*1]。詳しくは、Casting objectsをご参照ください。これらの機能があるからといって、既存のスクリプトをアップデートする必要が生じる訳ではありません。しかし、これらを使用して、そのスクリプトをFlash Player 7にパブリッシュすることが可能です。そして、今後もそのスクリプトを修正・拡張していくことができます。
上述の変更とは異なり、下表の変更(そのいくつかはECMA準拠を強化しています)は、既存のスクリプトが以前と異なる動作をする原因となりえます。これらの機能を既存のスクリプトで使用し、Flash Player 7にパブリッシュする場合には、変更点をご確認ください。そのうえで、コードが意図したとおりに動作するか、あるいはコードを変更する必要があるかどうかをお確かめください。とくに、undefinedが一定の場合に異なった評価をされるため、Flash Player 7に移行するスクリプト中のすべての変数は初期化する必要があります。
出典 _____ 作成者: 野中文雄 Copyright © 2001-2003 Fumio Nonaka. All rights reserved. |
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