Platform: All
Version: MX and above[*1]
シンタックス
Stage.scaleMode:String
説明
プロパティ; SWFファイルのFlash Player内における伸縮の現行設定を示します。scaleModeプロパティは、SWFファイルに特定の伸縮モードを適用します。デフォルトでは、SWFファイルには[パブリッシュ設定]ダイアログボックス内の[HTML]タグで指定されたパラメータが設定されます[*2]。
scaleModeプロパティには、値として"exactFit"、"showAll"、"noBorder"、および"noScale"が使用できます[*3][*4]。その他の値を使用すると、scaleModeプロパティはデフォルトの"showAll"に設定されます。
訳者註[*2] [パブリッシュ設定]ダイアログボックスの[HTML]タグ
[伸縮]モードが選択可能
訳者註[*3] Stage.scaleModeプロパティの値と、[パブリッシュ設定]の[HTML]タグによる[伸縮]設定との対応、およぴその結果はつぎの表のとおりです。
Stage.scaleModeプロパティ |
[HTML]の[伸縮]設定 |
設定結果 |
"showAll"(デフォルト) |
[すべて表示](デフォルト) |
SWFムービーの縦横比を維持したまま、全体が表示できる最大のサイズに設定します。つまり、SWFムービーとFlash Playerの領域の幅と高さをそれぞれ比較して、比率の差が小さい方のサイズに合わせます。比率の差が大きい側は、外側に背景色の余白が表示されます。 |
"noBorder" |
[枠なし] |
SWFムービーの縦横比を維持したまま、Flash Playerの領域一杯に余白なく最大限に表示できるサイズに設定します。つまり、SWFムービーとFlash Playerの領域の幅と高さをそれぞれ比較して、比率の差が大きい方のサイズに合わせます。比率の差が小さい側は、はみ出した部分がトリミングされます。 |
"exactFit" |
[フィット] |
SWFムービーの縦横それぞれが、Flash Playerの領域と一致するサイズに設定されます。SWFムービーの縦横比は維持されませんので、ゆがみが生じることもあります。 |
"noScale" |
[拡大/縮小なし] |
SWFムービーは、オーサリング時に指定されたステージサイズで表示されます。Flash Playerの領域が変更されても、SWFムービーのサイズは変わりません。SWFムービーのサイズよりFlash Playerの領域が広ければ背景色の余白が表示され、小さければトリミングされます。 |
訳者註[*4] Stage.onResizeリスナーイベントを受取るためには、Stage.scaleModeプロパティが"noScale"に設定されていなければなりません。
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例
つぎの例では、SWFファイルに各伸縮設定を適用します。ComboBoxインスタンスをドキュメントに追加して、scaleMode_cbというインスタンス名をつけます。そして、以下のActionScriptをFLAまたはASファイルに加えます。
var scaleMode_cb:mx.controls.ComboBox;
scaleMode_cb.dataProvider = ["showAll", "exactFit", "noBorder", "noScale"];
var cbListener:Object = new Object();
cbListener.change = function(evt:Object) {
var scaleMode_str:String = evt.target.selectedItem;
Stage.scaleMode = scaleMode_str;
};
scaleMode_cb.addEventListener("change", cbListener);
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別の例のご紹介としては、"HelpExamples"フォルダにある"stagesize.fla"ファイルをご覧ください。通常、"HelpExamples"フォルダのパスは、以下のリストのとおりです。
Windows: \Program Files\Macromedia\Flash MX 2004\Samples\HelpExamples\
Macintosh: HD/アプリケーション/Macromedia Flash MX 2004/Samples/HelpExamples/
Player
Flash Player 6.0以降。
出典
Flash MX 2004 ActionScript
Dictionary: Stage.scaleModeより邦訳。
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作成者: 野中文雄
更新日: 2011年3月3日 訳者註[*1]を追加。
作成日: 2004年8月29日