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Macromedia Flash非公式テクニカルノート

マウスイベント

ID: FN0608002 Product: Flash

Platform: All
Version: Flash 9 and above

マウスイベントとその扱いに関わるプロパティを、リファレンスから抜出してまとめました。

InteractiveObject
パッケージ flash.display
クラス public class InteractiveObject
MouseEvent
パッケージ flash.events
クラス public class MouseEvent

InteractiveObjectイベント
イベントの説明
MouseEvent定数
click ユーザーがポインティングデバイスの主ボタンを、同じInteractiveObjectの上で押して放したときに配信されます。
CLICK : String = "click"
doubleClick ユーザーがポインティングデバイスの主ボタンを、同じInteractiveObjectの上で素早く続けて2回押して放したときに配信されます。そのオブジェクトのdoubleClickEnabledプロパティは、trueに設定されている必要があります。
DOUBLE_CLICK : String = "doubleClick"
mouseDown ユーザーがポインティングデバイスの主ボタンを、Flash Playerウィンドウ内のInteractiveObjectインスタンスの上で押したときに配信されます。
MOUSE_DOWN : String = "mouseDown"
mouseMove ユーザーがポインティングデバイスを、InteractiveObjectの上で動かしているときに配信されます。
MOUSE_MOVE : String = "mouseMove"
mouseOut ユーザーがポインティングデバイスを、InteractiveObjectインスタンスの上から外に動かしたときに配信されます。
MOUSE_OUT : String = "mouseOut"
mouseOver ユーザーがポインティングデバイスを、Flash Playerウィンドウ内のInteractiveObjectインスタンスの上に動かしたときに配信されます。
MOUSE_OVER : String = "mouseOver"
mouseUp ユーザーがポインティングデバイスの主ボタンを、Flash Playerウィンドウ内のInteractiveObjectインスタンスの上で放したときに配信されます。
MOUSE_UP : String = "mouseUp"
mouseWheel ユーザーがポインティングデバイスのマウスホイールを、Flash Playerウィンドウ内のInteractiveObjectインスタンスの上で回したときに配信されます。
MOUSE_WHEEL : String = "mouseWheel"
rollOut ユーザーがポインティングデバイスを、InteractiveObjectインスタンスの上から外に動かしたときに配信されます。
ROLL_OUT : String = "rollOut"
rollOver ユーザーがポインティングデバイスを、InteractiveObjectインスタンスの上に動かしたときに配信されます。
ROLL_OVER : String = "rollOver"

MouseEventプロパティ[*1]
プロパティ
クラス
altKey : Boolean [Alt]/[option]キーが押されていればtrue。押されていなければflase[*2] MouseEvent
bubbles : Boolean バブリングイベントであるかどうかを示します。 Event
buttonDown : Boolean マウスの主ボタンが押下げられている(true)か、押下げられていない(false )かを示します。 MouseEvent
cancelable : Boolean イベントに関連づけられた動作が、キャンセルできるかどうかを示します。 Event
ctrlKey : Boolean [Ctrl]/[command]キーが操作されている(true)か、操作されていない(false)かを示します 。 MouseEvent
currentTarget : Object イベントオブジェクトをイベントリスナーで実際に処理しているオブジェクト。 Event
delta : int ユーザーがマウスホイールを回すひと刻みで、スクロールすべき行数を示します。 MouseEvent
eventPhase : uint イベントフローにおける現行のフェーズ[*3] Event
localX : Number イベントの発生した水平座標。値は、保持しているスプライトを基準とします。 MouseEvent
localY : Number イベントの発生した垂直座標。値は、保持しているスプライトを基準とします。 MouseEvent
relatedObject : InteractiveObject イベントに関連しているディスプレイリストのオブジェクトへの参照。 MouseEvent
shiftKey : Boolean [shift]キーが操作されている(true)か、操作されていない(false)かを示します 。 MouseEvent
stageX : Number [読取り専用] イベントの発生した水平座標。値は、グローバルなステージの座標です。 MouseEvent
stageY : Number [読取り専用] イベントの発生した垂直座標。値は、グローバルなステージの座標です。 MouseEvent
target : Object イベントのターゲット[*4] Event
type : String イベントのタイプ[*5] Event

[訳者注*1] Objectクラスから継承したプロパティObject.constructorObject.prototypeは、省略しました。イベントの処理で用いられることはまれだと考えられるためです。

[訳者注*2] ドキュメントには、将来使用するために予約された("Reserved for future use")プロパティだとされています。しかし、本稿執筆時には、本文記載のとおりに動作しています。将来動作が変更される可能性はあるかもしれません。

[訳者注*3] Event.eventPhaseプロパティは、つぎの整数値を取ります。

  • 1 キャプチャーフェーズ(EventPhase.CAPTURING_PHASE)
  • 2 ターゲットフェーズ(EventPhase.AT_TARGET).
  • 3 バブリングフェーズ(EventPhase.BUBBLING_PHASE).

[訳者注*4] Event.targetプロパティは、ターゲットノードをもちます。たとえば、ユーザーが「OK」ボタンをクリックすると、ターゲットノードはそのボタンを保持するディスプレイリストのノードです。

Event.targetプロパティは必ずしも、イベントリスナーを登録したディスプレイリスト中のオブジェクトとはかぎりません。Event.currentTargetプロパティを用いると、ディスプレイリスト内で現在イベントを処理しているオブジェクトにアクセスできます。

[訳者注*5] Event.typeプロパティの値は、発生したイベントに対応するMouseEvent定数の値(前表参照)と一致します。

Player
ActionScript 3.0/Flash Player 9以降。

出典
[ActionScript 3.0 Language Reference] > [flash.display] > [InteractiveObject]
[ActionScript 3.0 Language Reference] > [flash.events] > [MouseEvent]

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作成者: 野中文雄
作成日: 2006年8月4日


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