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価格: 本体3,990円(税込) |
もっとクリエイティブなプログラミングへ。ActionScript 3.0の進化を徹底紹介! Flashを使ったコンテンツは日々複雑かつ、高機能になってきています。それを開発するためにはよりロジカルで、高性能なプログラミングであるActionScript 3.0を使うことが重要で、ユーザの関心も高まってきています。しかし、ActionScript 3.0は1.0や2.0からは大きく変更されているため、これまでのFlashユーザーの中には3.0への移行に壁を感じている方も多いはずです。本書は、そんなFlashユーザーのためにActionScript 3.0を解きほぐし、その壁を取り払うことを目的とした本です。また3.0を言語として理解するだけでなく、既存のライブラリやコンポーネントを上手に利用しながら組立てていくことが重要なので、秀逸なサンプルの解説を通して、その活用法を紹介します。 第2章(野中担当) PREFACE: |
執筆者(執筆順) 2004年にFlash OOPという本が発売されました。この頃はActionScript2.0が発表され、Flashでオブジェクト指向プログラミングを使った開発がまさに始まろうとしている時期でした。あれから約4年が経ち、ActionScript 3.0が発表され、ActionScriptは本格的なオブジェクト指向プログラミングができる言語として進化し続けています。 もちろんこれはユーザーにとっては望ましいことで、より強固で開発のしやすい環境に近づいてきていると思います。ただ従来のアニメーション+ActionScriptを主体としたFlashユーザーにとって、この進化は望ましいものでしょうか?ActionScriptが2.0から3.0に進化することによって、今まで頻繁に使っていた機能がバッサリとなくなってしまったり、イベントの概念が理解できないとボタンさえも使えないなど、気軽にプログラミングを使えるという以前のFlashの特徴がかなり減り、ユーザーにとっても敷居が高い言語になっているように感じられます。 この本ではそういったアニメーションもプログラミングもするようなFlashユーザーを念頭に置き、できるだけActionScript 3.0への障壁を取り除き、楽しくActionScript 3.0を学んでもらおうと思い書きました。 オブジェクト指向プログラミングを解説するという意味では、もちろんプログラミングを知らない人のための初心者本ではありません。むしろ、ActionScript 2.0から3.0への移行をなかなか思い切れずためらっている人たちに、ぜひ読んでもらいたいと思っています。 また前回のFlash OOP本はオブジェクト指向プログラミングの理論を中心に書いていますが、今回はたくさんのライブラリやコンポーネントを使って何ができるかの可能性を知ってもらおうと、サンプルを多用しながら解説しています。 ActionScript 3.0では2.0と比べ物にならないほど、たくさんのライブラリが世の中に公開されています。今後はすべてを自分で開発するのではなく、いかに他人が開発したものを取り入れていくかが重要な時代になってくるのだろうと予想し、こういった方向に内容をシフトしました。 執筆陣は前回の本と同じく、Flash OOP Japanというアドビシステムズ株式会社の公認ユーザーグループメンバーの中から有志を集めました。執筆者のほとんどが制作会社に属して、もしくはフリーランスとして日々Flashのコンテンツを開発しています。それぞれ内容はバラバラですが、彼らの生のノウハウをお伝えできたかと思っております。 Flash OOP Japanユーザーグループはアドビシステムズ株式会社のオフィススペースを借りて、不定期ですが無料で勉強会を行っています。ActionScriptについてもっと勉強したい、Flash制作をしている人たちと交流したいという方はぜひ気軽にご参加ください。勉強会の開催概要はサイトで随時公開していきます。 Flash OOP Japan ユーザーグループ 本書を通じて、Flash の世界にさらに興味をもっていただければ幸いです。 |