Adobe Flash非公式テクニカルノート Flash Professional CS6でFlash Player 11.4のSWFを書出す
新たにFlash Player 11.4が正規公開されました。けれど、Flash Professional CS6の[パブリッシュ設定]には、Flash Player 11.2までの選択項目しかありません。本稿では、[パブリッシュ設定]にFlash Player 11.4の項目を加えて(図001)、Flash Player 11.4のSWFを書出す設定について解説します(Flash Player 11.3については、「Flash Professional CS6でFlash Player 11.3のSWFを書出す」をお読みください)。ただし、アプリケーションの設定を直接手で書替えますので、あくまで自己責任でお試しください。 図001■Flash Professional CS6の[パブリッシュ設定]に[Flash Player 11.4]が加わった 01 Adobe Flash PlayerサポートセンターからFlash Player 11.4をダウンロードする 図002■Adobe Flash PlayerサポートセンターからPlayerGlobal.swcもダウンロードする
02 Flash CS6アプリケーションにPlayerGlobal.swcを入れる
このフォルダをつくって、SWCファイルをコピーします。このとき、ダウンロードしたPlayerGlobal.swcには、バージョンを示す番号がついています(図003)。この名前は変えなければなりません。 図003■ダウンロードしたPlayerGlobal.swcのファイル名にはバージョンを示す番号がついている バージョンごとのフォルダには、すべて同じ「playerglobal.swc」という名前のSWCファイルを納めることになっています(ファイル名はすべて小文字で構いません)。したがって、上述パスの「FP11.4」フォルダにも、SWFファイルのバージョン番号はとってコピーします(図004)。 図004■バージョンごとのフォルダにはplayerglobal.swcという同じ名前でSWCファイルを納める 03 [パブリッシュ設定]に[Flash Player 11]を加えるXMLファイルの作成
FlashPayer11_2.xmlからのXMLデータの書替えは下図005に示しました[*2]。これで、[パブリッシュ設定]ダイアログボックスの[ターゲット]のリストに[Flash Player 11.4]が加わります(前掲図001参照)。 図005■FlashPlayer11_3.xmlのFlash PlayerおよびSWFのバージョンに関わる記述 [パブリッシュ設定]ダイアログボックスで[Flash Player 11.4]を選べば、SWFファイルが[パブリッシュ]できます。ただし、本稿執筆時のアップデート(11.3.300.257)では、[ムービープレビュー]用のプレーヤーは11.2のままです。したがって、Flash Player 11.4コンテンツの動きは、ブラウザで確かめなければなりません(前述注[*1]参照)。
参考 作成者: 野中文雄 Copyright © 2001-2012 Fumio Nonaka. All rights reserved. |
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