CreateJS Blogの2015年5月28日付記事「New versions of CreateJS released!」で、CreateJSのライブラリのバージョンをそれぞれ0.0.1ずつアップデートしたことが公開されました。EaselJSが0.8.1に、他のTweenJSとSoundJS 、およびPreloadJSの3ライブラリはいずれも0.6.1に改められています。blog記事にもとづいて、おもな改善点をご紹介します。

• ドキュメント全体の改善と修正。
• ライブラリのminビルドはデバッグに役立つようクラス名を保持。
• Graphicsクラスに、点線が描けるGraphics.setStrokeDash()メソッドを実装。
  
  図001■点線で描かれた円
  


• EaselJSのextrasフォルダにThresholdFilterのJavaScript(JS)ファイルと作例を追加。
  
  図002■EaselJS 0.8.1のextrasフォルダの中身
  


• min版のライブラリwebgl-NEXT.min.jsをSpriteStageとSpriteContainerクラス用に追加。
• TweenJSに新たなユニットテストを追加。
• 拡張機能なしのファイル読込み、異なるフォーマットの複数のパスに、CDNにもとづくファイルをサポートするために対応。
• SoundJSにPhoneGapとCordovaに対応するプラグインCordovaAudioPluginを追加。
• サウンドインスタンスにデフォルト再生プロパティ(defaultPlayProps)を追加。
  • 例
    {id: "Humm (mp3)",
    src: "Humm.mp3",
    defaultPlayProps:{interrupt:createjs.Sound.INTERRUPT_ANY, loop:-1, offset: 2000}}
  • Sound.getDefaultPlayProps()とSound.setDefaultPlayProps()メソッド

最新ライブラリを使うには、GitHubのCreateJSまたはCDNをご覧ください。また、詳しい変更項目については、各ライブラリのVERISONS.txtをお読みください。なお、EaselJS 0.8.1のVERISONS.txtの内容は「EaselJS 0.8.1: 改訂された項目」にまとめました。

作成者: 野中文雄
更新日: 2015年6月3日「EaselJS 0.8.1: 改訂された項目」への参照を追加。
作成日: 2015年5月29日