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Flash Power Session 2004 in Osaka ActionScript 6つのテクニック
*プレゼンテーションスライド(SWF)およびサンプルFLAファイル(Zip圧縮/約212KB)
図001■Escショートカットで入力されたonClipEventハンドラ
スクリプトペイン(スクリプト記述領域)の先頭行に、コメント区切り記号//に続けて、クラス名と識別子を入力する。通常のインスタンス名なら、接尾辞をつけた方が早い。このテクニックを使用する必要があるのは、もっぱらthisだろう(「コードヒントの活用」参照)。 図002■コメントでthisをMovieClipとして宣言
Math.atan2(y座標, x座標): 座標(x, y)の角度をラジアン値で返すメソッド。atanはtanの逆関数「アークタンジェント」を意味する。しかし、atan2はプログラム用に改造された関数で、数学の三角関数には存在しない。 ラジアン値の度数への変換: 360度は2πラジアンになる。したがって、ラジアン値をrとすると、度数に変換した角度θとは、以下の等式が成り立つ。 r/2π = θ/360
→「差を割引いて足込む」(「MovieClipのターゲットパスとプロパティ」参照) 5. イベントハンドラメソッドのスタイル
イベントハンドラメソッド名は、onまたはonClipEventハンドラのイベント名の前に「on」をつける。 6. functionのEscショートカットキー
図003■Escショートカットで入力されたfunction 7. 完成 − マウスポインタの方向に減速しながら回転するスクリプト スクリプト001■onClipEventハンドラを使ったMovieClipアクション(Rotation1.fla)
スクリプト002■イベントハンドラメソッドを使ったフレームアクション(Rotation2.fla)
[後記]「まちがいだらけのFlash MX 2004」というテーマでありながら、MX 2004にはまったくといってよいほど触れなかった。森さん&サブリンさんセッションで説明されたとおり、ムービーを作成しながら、ムービー中にスクリプトを記述する場合には、MXまでのスクリプテイングでとくに問題はないからである。 ActionScript 2.0を使用する必要があるのは、特定のFlashムービーに限定されない汎用的なスクリプトを、外部ActionScriptクラス定義ファイルとして作成する場合である。Flash 5からActionScript 2.0までのスクリプティングスタイルとその違いについては、F-siteセミナーノート「ActionScriptどこに書く? − MXスタイルからAS2.0まで」を参照してほしい。 _____ 作成者: 野中文雄 Copyright © 2001-2006 Fumio Nonaka. All rights reserved. |
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